阪急バスがシニアカー試験的乗車可能に

日頃交通機関を使われることも多いと思いますが、電車などはかなり車いす(シニアカー)などへの対応も増えてきて、乗車することが可能になってきました。
これは、駅内の施設(エレベーターなど)が必要になりますが、電車自体が広く車いすが乗車できるスペースを確保しやすい。ということが普及ポイントだと思います。
主な交通機関としてはその他にバスがあります。
やや長距離な高速バスから、地域に密着した路線バスなど移動範囲によっては非常に便利な交通手段です。
特に路線バスは、車いすやシニアカーだけでは行きづらい中距離となっており、できれば近くまでは交通機関のバスを利用して、そこからは車いすやシニアカーで移動できればと思う所も多いと思います。
ただ、路線バスは車いすなどが乗車できるスペース確保が難しいのが状況です。

今回、大阪府や京都府、兵庫県を運行している阪急バス(本社:大阪府)は、試験的ではありますが、一定の要件を満たした機種について乗車できることを発表しました。
一定の要件を満たさないといけない、また試験的な段階なので今後どうなるかわからない。ということになりますが、この一社の動きが全国に広がればと思います。
利用できるバスには、専用のマークがあるバスとなります。

阪急バスホームページより専用マーク

 

一定の要件

まずは、いきなり乗車することはできずに、安全確認のため、事前に最寄り営業所等で試乗および機種確認が必要となります。

車種自体の要件もあります。
・機体寸法:全長1,200mm以下、全幅700mm以下
・左右180度旋回:1,800mm未満の幅で回転可能(JIS規格回転性能★★★)
・総重量がスロープ板の重量制限(300Kg)以下
・バス車両備え付けの車いす固定金具で適切に固定が出来る。
となっています。
そして、事前に最寄り営業所等で試乗および機種確認を行ったのち、阪急バスの「試乗確認済」ステッカーを車いす本体に貼り付けていれば、乗車が可能となります。

 

阪急バスへの事前申し込み

https://www.hankyubus.co.jp/news/post-279.html

試乗を希望される方は、阪急バスホームページの「阪急バスへのお問い合わせ」からお申込みください。
※「内容」の欄に、「ハンドル形電動車いす試乗について」とご記載ください。あらためて弊社よりご連絡いたします

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